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【広告代理店とは?】就活生/転職者が知らない広告代理店について ※電通/博報堂/ADKの違いについて

 

皆さんこんにちは!就活やテレビのニュースでよく耳にする“広告代理店”という職業ですがどんな仕事しているかご存じでしょうか…?

「CMを作っている?」、「TV局によく出入りしている?」といった大まかなざっくりとしてたイメージを持っている人が多いのかなと思いますが、実はこれ業務のごく僅かの話なんです…

(筆者も広告代理店で働くまでそう思っていました笑)

 

そもそも広告代理店とは、クライアントから業務委託を受けてクライアントの広告業をお手伝いする職業です。そんな職業ですが、なぜ“CMを作っているイメージ”が一番強いかというと、皆さんが一番近くで目にする広告がCMだからなんです。また、本来広告なのに

(注:クライアント=広告代理店に広告を依頼した人。広告主。例えがA社というビールメーカーがB社という広告代理店にCM制作の依頼をしたら、A社がB社のクライントとなります)

 

では、広告代理店ってCM制作以外にどんな仕事をしているのと思っている人が大半だと思いますので、まずは広告代理店の業務について紹介させて頂きます♪

 

 

広告代理店とは?

 先程、先述させて頂きましたが広告代理店=クライアントの広告業務を代理で担務する企業の事を表します。基本業務の流れは、クライアント⇒広告代理店に広告業務の依頼をし、その広告物を制作、広告掲載までの業務を取り進めます。

<イメージ図>

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つまり簡単に言うとただ広告を制作し、それを世の中に広めているだけなのです。

そしてそれ以上でもそれ以外でもありません…。

「あれ?じゃあCM制作をしているだけじゃん結局…」と思われている方がいるかもしれませんが、そこに広告代理店の仕事が良く分からない落とし穴があるのです。

この先程から出てきている“広告”という言葉ですが、これ実はCMだけじゃないんです。

 

広告とは?

広告とは、「広く世間に知らせること。特に、商品や興行物などを広く知らせ、人の関心を引きつけること」を言います。つまり先程から出てきているクライアントが、商品やサービスを世に広める為に、PRしたものを一纏めに“広告”と言います。

その最たる例がCMです。CMはテレビが人気なので、その中で商品やサービスの広告をPRするという座組になっています。例えば、人がいない場所にポスターを貼っても誰も見ないし、商品は売れないですよね…。一方で、TVはどうでしょうか?学校に行けば「昨日、●●って番組見た?」と必ず話が出ると思います。つまり、この言葉が広告をする事に適しているとなるのです。広告をするからには、必ず商品の売り上げを上げなくてはなりません。(広告をしたのにその商品が売れなかったら意味ないですもんね…)

そしてその広告の効果が最も高くなるのが、多くの人がその広告に接触している物となるのです。つまり良く耳にする「視聴率」とは、その広告をどれくらいの人が見たかを表す一つの指標となるのです。

「視聴率って何だろう?」と思った事があるかもしれませんが、TV局が視聴率を集計しているのにはこのようなカラクリがあったのです。

(注:あるテレビ番組をその地区のテレビ所有世帯のうち何パーセントが視聴したかを表す推定値)

 

ただ、代表的なのがCMなだけで、例えば渋谷のスクランブル交差点の屋外で企業の動画や企業名、商品を目にしませんか?そうこれも広告で、広告代理店が制作し掲載しているのです。

 

<渋谷スクランブル交差点>

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勘がいい方は既に気づいてきているかもしれませんが、新聞や雑誌に掲載されている広告も全て広告代理店が関わっています。よく「Youtubeに出てくる広告がウザい!」なんて言っている人もいますよね…あれも広告代理店が関わっているからなんです。

(スポーツの球場にある看板もそうです笑)

となると実は広告代理店、TVだけじゃなく様々なものに関わっているのです。

3大広告代理店とは…

 現在日本では、大小合わせると広告代理店は合計で100社以上もあります。(総合代理店、専業代理店全てを含む)

世の中は広告だらけなので、当然広告代理店の数は多いです。また、地方の地元に根付いた専門の広告代理店もあるので、それを足し合わせると更に増えていきます。例えが、田舎でよく見るリフォームのCMありますよね…地元感の強いCMは地元代理店が安価で制作しているパターンが多いです。

 

そんな中で就活生に人気の広告代理店が3大広告代理店を呼ばれる、電通/博報堂/ADK

です。就活では狭き門と呼ばれるこの3大代理店ですが、業務内容はほとんど同じなので、業務の内容と会社毎の特長を抑えれば就職にグンと近づけます!(倍率が高いという話もありますが、面接を受けている学生の半数が広告代理店の業務を分からずに就活をしているので、ポイントさえ掴めばそんなに困難ではありません)

 

一方で、この広告代理店を目指すに際して常に動向を追っていく必要があります。

そこで、筆者が就活生時代に最も参考にしていた“本”を紹介させて頂きます。

こちらは電通/博報堂/ADK】の内定者の80%以上が必ず買う参考書になっているので、持っていない方は一読してみて下さい!!!

3社の違いが分かっても業界全体の動向が分からないと意味がないですからね…汗 

 


 

 

それでは、業務が一緒といっても社風は全く違う、この3大代理店の社風を紹介させて頂きます♪

 

  1. 電通
  2. 博報堂
  3. ADK

またこの記事を読んでいる方がは、広告代理店を目指している方が多いかと思いますので、広告代理店内定までの道を記した方法を紹介させて頂きます♪

是非、参考にしてみて下さい。

 

tipimaruo.hatenablog.com

 

1.電通

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電通は国内最大級の広告代理店で、日本の広告代理店と言ったら電通が一番最初に上がります。国内に問わず、クライントと抱えており、流れるCMの大半が電通が制作したCMというのが日本の広告界の現状です。

(有名なところではauの三太郎シリーズが電通制作ですね)

余りにも電通制作のCMが多い事から、適当に「●●って電通制作だよね~」と言っておけば大体当たります笑

 

そんな電通ですが、近年では残業問題のニュースなどマイナスイメージが大きいですが、やはり変わらず広告代理店の王として君臨しています。動物に例えるとライオンって感じですね笑

そんな電通の社風ですが、一言で表すと「超体育会」です!

電通には鬼十則があり、有名な言葉では「取り組んだら放すな、殺されても放すなという言葉があります。一見怖そうな言葉ですが、

要は負けずに仕事をしっかりしなさいという教えです。(令和に合う言葉ではありませんが…)と言えどもこんな言葉が残っているくらいなのでかなり体育会系です。

 

この事から分かる通り、電通の就職活動では体育会気質の人が好まれます。必ずしもこのような人が好かれるといった訳ではありませんが、社風に合う人が内定を取りやすいです。などでは電通に入社したいという気持ちがある人は、電通の社風に合ったES作りや面接対策が大事になります。

 

2.博報堂

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電通に続いて業界2位に君臨しているのが博報堂です。博報堂電通に続きCM制作が多く、特に自動車系のCMに強いのが特徴です。TVで流れる自動車のCMは博報堂制作がほとんどです。博報堂は業界の中でもクリエイティブに長けていて、クリエイティブの博報堂と言われるほどの実力です。

 

また、電通が体育会系色が強いのに対して、博報堂はスタイリッシュさが目立ちます。

どちらかというと頭脳派が多いといったとこでしょうか。

 

この博報堂、就職活動の際に大切なのが電通との違い、つまり「なぜ電通ではなくて博報堂を選んだのか」を説明できるようにする必要があります。ここの説明を出来ない就活生が次に繋がらず、逆に説明出来た人が内定を取っていくイメージです。なので博報堂に入社したい思いが強いなら、関らずOBして博報堂の特長、自分が博報堂に合う理由を見つけましょう!

 

3.ADK

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電通博報堂に次いで人気なのがADKです。ADK虎ノ門ヒルズに居拠点を構えており、近年虎ノ門エリアの開発が進んでいる事から人気となっておりますADKは上位2社と比較して、「風通しの良い企業」として知られています実はADK若手から先陣に立たせるという風土がある為、若手から活躍したい人にはぴったりの企業です。

 

また、ADKで外せない話が広告業界の中でもかなりコンテンツビジネスに長けております。コンテンツビジネスとは、つまりアニメの広告関係のビジネスです。

最近人気の「鬼滅の刃」であったり、昔から続く「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」、「ONE PIECE」などが代表作です。また、「仮面ライダーシリーズ」や「プリキュアシリーズ」も担当しており、アニメ業界の先導を引っ張ています。

 

ADKを受けるに際して大事なのが、「なぜADKに入りたいか?」を明確にする事です。やはり他の企業と違うのが、「風通しの良い企業」という事なので、ここに自身の自己分析を当てはめるのがピッタリです!

 

以上が、大手3社の違いについてでした。大変なイメージが多い広告業界ですが、

芸能人に会える可能性があったりとメリットも大きいです。

(当然、合コンでもかなり重宝されます)

 

tipimaruo.hatenablog.com

 

以上を踏まえて是非参考にしてみて下さい!